放射線測定、市民の要望殺到 千葉県内の自治体「人も機材も足りない」
原発事故後、放射線量が周辺より高い「ホットスポット」が千葉県内北西部各地で見つかり、自治体には不安を抱える地域住民からの放射線測定要望が引きも切らない。しかし、すべての要望に応えるには機材も人手も不足している。一部ではすでに予約は満杯、測定器は品不足で自治体がすぐには買えない状況だ。
10月に市有地で高濃度の放射性セシウムが検出された柏市。今月1日から職員が市民の要望に応えて、私有地の放射線量の測定を行っている。8日までに寄せられた要望は1833件に上る。
市職員ら約50人の測定スタッフが1日約120件に対応しているが、毎日平均360件以上の要望があり、市はスタッフ増員を決めた。さらに簡易放射線量測定器150台を用意し、16日から市民への貸し出し受け付けを始める。
隣の白井市では、1日から簡易測定器の貸し出しを始めている。しかし、7日までの要望129件に対し、用意できているのは2台だけ。12月中の追加購入を決めているが、同市担当者は「品不足で、業者によれば納品まで1カ月間待つのが普通らしい」と嘆く。
11日から職員による測定と機器の貸し出しを始める流山市。測定は来年2月14日まで、貸し出しは同1月19日まで予約が埋まっているという。担当者は「迅速に対応したいが、現状では手一杯」。
引用元: 放射線測定、市民の要望殺到 千葉県内の自治体「人も機材も足りない」+(1/2ページ) – MSN産経ニュース.