白井市郷土資料館、古文書修復 石巻を支援

古文書修復 石巻を支援

白井市郷土資料館の市民ボランティアスタッフが、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の神社に伝わる古文書を修復する。宮内庁で半世紀、古文書の修復を手がけた白井市内に住む専門家の指導で、来月から古文書の裏に紙を貼って補強する「裏打ち」作業に入る。

 修復作業にあたるのは「郷土資料館市民学芸スタッフ」。メンバーは主婦を中心にした11人。宮内庁書陵部で皇室に伝わる古文書の補修を50年間専門に手がけ、現在は白井市文化財審議会会長を務めている横山謙次さん(71)の指導を受けながら、市内の旧家から出た1万点以上の古文書の補修に取り組んでいる。

資料館は震災後、被災した古文書の救済活動を進めているNPO法人「宮城歴史資料保全ネットワーク」(仙台市)に「お役に立てることがあれば」と援助を申し出ていた。

ネットワークは2003年の宮城県北部地震を機に歴史資料の救済をするため、東北大学内に設立。今回の震災では岩手県南部を含めて、津波で海水や泥をかぶった1万点強の被災資料を救済し、保全している。

補修する古文書は、石巻市雄勝町で国の重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」を伝承してきた石峰山石(いその)神社所有の20点。江戸中期から後期にかけて、山形県・羽黒山の僧侶が、石神社の代々の神官の身分を保証する内容だ。

震災による津波で社務所とともに大量の古文書も流されたが、約1カ月後に社務所の屋根から大半の古文書が見つかったという。ぬれたり泥をかぶったりしていたため、ネットワークが洗浄などの応急措置をしたうえで資料館に送った。

市民学芸スタッフは12月7日から週2回、市文化センターに集合。古文書の裏打ち紙をはがして洗浄し、裏打ちし直して、しわをのばして仕上げる。裏打ち作業は来年1月までかかる予定だという。

引用元: asahi.com:古文書修復 石巻を支援-マイタウン千葉.

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