白井市「梨トレ体操」でいきいき

「梨トレ体操」でいきいき

高齢者へ“夢手帳”も配布 介護予防で白井市が独自色

2011年10月12日10時44分[県西エリア]

 介護予防の一環として、白井市は特産の梨にちなんだ「梨トレ体操」を考案し、高齢者を対象とした出前講座などで普及、浸透を図っている。公募市民との協議を経て共作した介護予防手帳「いきいき夢手帳」とともに、体操の動きを紹介したポスターを配布中。超高齢化に備え、オリジナリティーあふれる予防施策を展開している。

梨トレ体操は同市高齢者福祉課の保健師、今井利恵さん(37)と鈴木圭子さん(35)が考案。健康増進への効果とともに、「(市民にとって)愛着のあるものを取り入れた方が楽しめる」と、特産品の梨にちなんだ動きを盛り込んだ。

鈴木さんの娘が通うピアノ教室の講師が作曲した音楽に合わせて約2分半。大きく腕を広げる「大きい梨」、膝を曲げて胸元で小さい丸をつくる「小さい梨」に始まり、足踏みやスクワット、腰を回すストレッチなどで全身を動かす。

すでに市の介護予防教室や出前講座などで体操の指導を実施。14日からは、新設の介護予防推進委員らが普及に努める。

同教室で体操を練習してきた成田信之さん(74)は「動きが簡単、身近な梨のイメージで親しみが湧く」。米井ともさん(80)も「音楽付きで覚えやすい」と笑顔で話した。

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