小室公園のラジオ体操が10年目を迎える

船橋市小室町で続けられてきたラジオ体操が10年目を迎えました。1979年の街開きからすでに37年。当初入居の団塊世代も孫と一緒にラジオ体操をするシニア世代へ。
ニュータウン開発から取り残されたような印象がありますが、しっかりしたコミュニティが根付き、人々がふれあういい街です。

地域に絆 高齢化進む千葉ニュータウン小室地区で10周年 孤立防止も

「千葉ニュータウン」の一角、船橋市小室地区で住民たちの日課となっている朝のラジオ体操が今年の夏、丸10年を迎える。小室地区への入居が始まったのはニュータウンで最も早い1979年。住民の高齢化が進む中、ラジオ体操が孤立を防ぎ、地域の絆を深めるのに一役買っている。

 1日午前6時半。街の中心にある「小室公園」で40人ほどが集まり、NHKのラジオ体操をかけて体を動かしていた。参加した女性は「ここに来ないと一日中(外出せずに)ドアを閉めたきりになる」と笑顔を見せ、10周年記念で配られた「今治タオル」を手に帰宅した。

 小室地区でスタートしたのは2006年夏。当時の自治会長、岸美隆さん(75)が地区の子供向けイベントとして、別の自治会のラジオ体操に交じって始め、夏休みが終わって子供たちが来なくなった後も、大人10人ほどで続けた。参加者を増やそうと自治会の掲示板にポスターを張り出すと、徐々に人数が増えていった。

 メンバーに入れ替わりはあるものの、60〜70代を中心に常に40〜50人が集まる。37年前の入居時には子育て世代が多かったが、現在では独居老人や高齢夫婦の世帯が増えた。体操は、地区の住民同士が顔を合わせる機会となり、夏休み中は大勢の親子連れも加わって150人規模になる。

 岸さんは「ラジオ体操は外に出るいいきっかけになり、健康にも最適。高齢化したニュータウンで見守りをしたり絆を深めたりするためにも、今後も続けていきたい」と話している。

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