放射線量、白井で毎時2.74マイクロシーベルト

東日本大震災:放射線量、白井で毎時2.74マイクロシーベルト /千葉

 ◇私有地は除染手つかず 落ち葉の季節、住民に不安の声

東京電力福島第1原発事故の影響で比較的放射線量が高い県北西部の白井市で、団地の植え込みで毎時2・74マイクロシーベルトの高い数値を計測した。私有地のため、市は団地の管理組合に除染を要請した。県内では自治体が公園や学校、道路など公共の場所を計測し、線量が高い場所を除染しているが、私有地は対象外。落葉の季節を迎え、不安の声が出ている。【早川健人】

同市桜台2の分譲団地で16日、市民がケヤキの根元の落ち葉の上に簡易測定器を「直置き」して同2・394マイクロシーベルトを計測。通報を受けた市環境課が19日に測り直すと、3カ所で2・74~1・11マイクロシーベルト。地上50センチの最高は同0・35マイクロシーベルトだった。

管理組合は、放射性物質に汚染されたとみられる落ち葉を少し片付けたが、市の20日の計測で同2・14~1・04マイクロシーベルトとあまり下がらず、21日朝にさらに落ち葉を取って表土を削った。人が近付かないようカラーコーンも置いた。市は週明けに3回目の測定をする。

松戸市内の個人所有の農業用ビニールハウスそばでは、共産党市議団が同7マイクロシーベルトを計測した。冬が近づいて落ち葉が増えれば、線量の高い私有地が続々見つかるかもしれない。

県北西部の別の自治体の担当者は「市の予算で私有地を除染できない。1カ所でも負担すれば、希望する市民全員の除染を市がやらねばならなくなる」と話す一方、「地主が費用負担できずに高線量のまま放置されるケースも出てくるかも」と危惧する。白井市の団地の管理組合理事長(59)は「数値が高いのは1カ所だけなので負担できるが、広範囲に汚染されていたら難しかった」と話す。

引用元: 東日本大震災:放射線量、白井で毎時2.74マイクロシーベルト /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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NARITA花火大会:成田で15日

NARITA花火大会:秋恒例、復興祈る企画も 成田で15日 /千葉

 成田市八代の印旛沼湖畔で秋恒例となっているNARITA花火大会(15日)で、主催の実行委員会が東日本大震災の復興を祈る取り組みを企画している。

大会は合併による新成田市発足を祝い、市民有志が06年に始めた。8000発を打ち上げ、例年約3万人が訪れている。今回は震災を受け「花火には信仰や厄除けなどの意味もある」と、内容を一部変更した。

最初に最も大きい二尺玉を打ち上げ、参加者全員で復興や被災者供養などの祈りを込める。また、打ち上げた花火の形を照らし合わせるビンゴゲームのカードを200円で販売し、このうち100円を募金に充てる。さらに、市内に来ている震災避難者も招待する方針だ。実行委員長の渡辺直樹さん(46)は「みんなで祈りを込め、被災地に力を送りたい」と話す。

ビンゴカードは当日会場で販売する。会場には駐車場がないため、今年はJR成田駅、成田湯川駅からシャトルバスを運行する予定。【清藤天】

引用元: NARITA花火大会:秋恒例、復興祈る企画も 成田で15日 /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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白井市「梨トレ体操」でいきいき

「梨トレ体操」でいきいき

高齢者へ“夢手帳”も配布 介護予防で白井市が独自色

2011年10月12日10時44分[県西エリア]

 介護予防の一環として、白井市は特産の梨にちなんだ「梨トレ体操」を考案し、高齢者を対象とした出前講座などで普及、浸透を図っている。公募市民との協議を経て共作した介護予防手帳「いきいき夢手帳」とともに、体操の動きを紹介したポスターを配布中。超高齢化に備え、オリジナリティーあふれる予防施策を展開している。

梨トレ体操は同市高齢者福祉課の保健師、今井利恵さん(37)と鈴木圭子さん(35)が考案。健康増進への効果とともに、「(市民にとって)愛着のあるものを取り入れた方が楽しめる」と、特産品の梨にちなんだ動きを盛り込んだ。

鈴木さんの娘が通うピアノ教室の講師が作曲した音楽に合わせて約2分半。大きく腕を広げる「大きい梨」、膝を曲げて胸元で小さい丸をつくる「小さい梨」に始まり、足踏みやスクワット、腰を回すストレッチなどで全身を動かす。

すでに市の介護予防教室や出前講座などで体操の指導を実施。14日からは、新設の介護予防推進委員らが普及に努める。

同教室で体操を練習してきた成田信之さん(74)は「動きが簡単、身近な梨のイメージで親しみが湧く」。米井ともさん(80)も「音楽付きで覚えやすい」と笑顔で話した。

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