ホームステイ:ボランティア活動 白井の奥崎喜久さん

ホームステイ:日本の「お父さん」続けて32年--白井の奥崎喜久さん /千葉

 ◇20カ国・200人のベテラン

 留学生をホームステイさせるボランティア活動を30年以上続け、20カ国以上から200人を受け入れた人がいる。白井市南山2の団体役員、奥崎喜久さん(73)。日本の若者が海外渡航を避けて内向き志向になる中、留学生を我が子のようにかわいがり、「お父さん」と慕われる。「一緒に暮らすと日常の中にある文化や習慣の違いが発見できて面白い」と話している。

 オーストラリア人の高校生、アロン・スプライさん(17)が24日、県立白井高への約2カ月の留学を終え帰国した。奥崎さん宅に滞在した200人目の留学生だ。一緒に買い物をしたり、はしの使い方を学んだり。アロンさんは片言の日本語で「たくさんの日本文化を教えてもらいました」と感謝し、奥崎さんも「高校で友達もたくさんできたようで何よりです」と喜んだ。

 青森市出身の奥崎さんは、大学進学のため上京し、知り合った米国人から米国ではホームステイが盛んなことを教わった。旧通商産業省に就職し、ホームステイを受け入れる団体に登録。78年5月、インド人の女性を初めて受け入れた。ニューヨークの大学院で学ぶ優秀な学生だったが、インド人というだけで他の家庭に断られたという。「人種で差別するなんてひどい」と自ら名乗り出たという。

 翌年、友人らと白井市国際交流協会を設立。米、英、中、韓、マリ、エジプト、フィンランド、ポーランド、ペルー、タイとさまざまな国からの学生を受け入れた。1日だけの人もいれば1年間滞在した留学生も。無料で年間6~7人を泊めた。会話は日本語。食事は妻和江さん(65)が作る野菜炒めや焼き魚など日本のごく普通の家庭食。畳の上で布団に寝てもらうなど日本の習慣で暮らしてもらった。

 就職や結婚の知らせが来ることも多い。最初に世話したインド人の女性はネール大学の教授となり、奥崎さんは99年に客員教授として招かれ経済や教育の講義をした。奥崎さんは「日本人は部屋が狭いことを理由にホームステイさせないが、子ども部屋で一緒に生活させれば、子どもは自分を表現できるようになるし、自立心も芽生える。世界中にはいろんな国があることを日本の子どもに教えるためにも積極的に受け入れてほしい」と話している。【国井朋子】

引用元: ホームステイ:日本の「お父さん」続けて32年--白井の奥崎喜久さん /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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北千葉道路の早期完成を 印西で特別講演

印西で特別講演会 建設促進期成同盟

 

 

 「東葛飾・北総地域における道路ネットワークと地域経済を考える」をテーマにした特別講演会が24日、印西市文化ホールで開かれた。沿線7市(市川、船橋、松戸、鎌ケ谷、白井、成田、印西)でつくる北千葉道路建設促進期成同盟の主催。大学教授の講演などを通して、千葉県や市町の議員など自治体関係者ら約500人が道路行政全般について学んだ。

 北千葉道路は、市川市から千葉ニュータウンを経て成田空港を結ぶ全長約43キロの幹線道路。成田-千葉ニュータウン間約33キロは事業化され一部開通しているが、鎌ケ谷から市川の東京外郭環状道路につながる約10キロは事業化されておらず未整備の状態で、講演会は早期完成の機運を高めようと開催された。

 講演会冒頭、同同盟会長の清水聖士鎌ケ谷市長は、成田空港発着枠30万回化や成田スカイアクセス開通に触れ「今度は一刻も早く道路を完成させなければならない」とあいさつした。


引用元: 北千葉道路の早期完成を 印西で特別講演会 建設促進期成同盟|ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ.

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白井市 梨ブランデー破産、在庫処分

梨ブランデー、お安く提供 白井市三セク破産、在庫処分 /千葉

 ◇価格は当初の5分の1 市担当者「完売してほしい」

 白井市が9割を出資して破産し、清算手続き中の第三セクター「白井梨ブランデー」が抱える在庫のブランデーが、29日から販売当時の5分の1の価格で販売される。

 破産処理の一環で、市の担当者は「完売してほしい」と期待している。

 木製の樽(たる)に入った50度の原酒を西印旛農協(印西市)が買い取り、農産物直売所「やおぱぁく」(白井市木)で販売する。720ミリリットルびんが2500円。かつて「原酒しろい」の名で販売していた時は1万2600円だった。94~05年に製造して熟成させたピュアブランデーだという。

 在庫は1万5000リットルあり、うち5000リットルを商品化した。残りは▽10リットル2万円▽200リットル(10リットル20個)に空の樽を付けて30万円▽樽のみ1万円--で予約を受け付け、3月ごろ販売する。やおぱぁく(電話047・498・2007)。

 白井梨ブランデーは89年設立。

 販売低迷で93年以降赤字に陥り、市が増資して支えたが、09年10月に千葉地裁が破産手続き開始を決定した。負債総額は約9000万円だった。【早川健人】

毎日新聞 2011年1月27日 地方版

引用元: ちば経済:梨ブランデー、お安く提供 白井市三セク破産、在庫処分 /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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