東日本大震災 エコマラソン印旛、150人参加

水と緑の地球環境:東日本大震災 エコマラソン印旛、150人参加

 ◇思い思いに「ゼロエミッション」

 「ごみゼロ」と東日本大震災の被災者支援を掲げた「エコマラソン印旛」(主催・NPO法人「エコマラソン・インターナショナル」)が今月3日、千葉県の印旛沼周辺で初開催された。

 マイボトルやマイカップを携行するなど、地球環境に負荷をかけない「ゼロエミッション」を目的にしたマラソン大会で、コースは北総線印旛日本医大駅前の印西市松虫姫公園をスタートし、印旛沼や桜の名所で知られる吉高の大桜の周辺を走って同公園に戻るハーフ(21・1キロ)と、2周回る42・2キロの2種類。当日はハーフを含めて150人が参加した。

 東京都府中市のカメラマン、日暮雄一さん(41)は、他の大会の給水所で使い捨てにされた紙コップを集めて「一緒に立ち上がろう」などのメッセージを書き込み、糸でつなげて体にぶら下げて走った。

 米国人のロジャー・ホウジさん(79)は「私の友人たちは日本に行くことを心配したが、走ることで応援したかった」。米漫画のヒーロー、スパイダーマンの衣装で走った東京都荒川区の八幡明彦さん(48)は、大会後の交流会で福島県産のナシを配り、「被災地の農家を支えよう」と呼びかけた。

 参加費全額とランナーやボランティアらから寄せられた計170万円が今月6日、毎日新聞東京社会事業団に寄託された。日本赤十字社を通じて被災地に贈られるほか、医療活動にも役立てられる。同NPO代表の西一さん(61)は「震災以後、自粛ムードが広がったが、こういう支援の方法もある」と話した。

 

水と緑の地球環境:東日本大震災 エコマラソン印旛、150人参加 – 毎日jp(毎日新聞).

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