25年ぶり金環日食、県内で観測最適地は印西・白井

25年ぶり金環日食、観測絶好と張り切る場所は

 国内では25年ぶりとなる「金環日食」が5月21日に観測されるのに合わせ、千葉県内の自治体や旅行会社が関連イベントやツアーなどを企画している。

 金環日食は太平洋側を中心に広い地域で見られるが、「中でも県内は観測地としてベストポジション」(県観光物産協会)。観光客誘致の絶好の機会とみてPRする考えだ。

 金環日食は太陽の前側に月が重なり、太陽の外側がリングのように見える現象。千葉市では5月21日午前7時32~37分頃を中心に観測される。同協会は「CHIBA金環日食プロジェクト」を発足させ、23市町が参加して各種イベントを盛り上げる。

協会は市川市の高層ビルにある「アイ・リンクタウン展望施設」や、銚子市の「地球の丸く見える丘展望館」など30以上の観測スポットを紹介。利根川河川敷の土手でイベントを行う東庄町は町内への宿泊者に「日食グラス」のプレゼントを計画している。

一方、セブンカルチャーネットワーク(東京)は、初日の出の名所でもある犬吠埼での観測と温泉宿への宿泊をセットにしたツアーを2月29日に発売。元宇宙飛行士の山崎直子さんのトークショーも企画し、参加料金は4万9500円だ。

県内では印西、白井、鎌ヶ谷、船橋、市川の5市が最もきれいに見える「中心食線」に位置する。このうち鎌ヶ谷市は市内を通る東経140度線と絡めたイベントを検討中。「生きてるうちで最初で最後の機会になるかも。若手職員でイベントを企画したい」(同市)と意気込んでいる。

2012年3月6日10時34分 読売新聞)

引用元: 25年ぶり金環日食、観測絶好と張り切る場所は : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

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