ドクターヘリ迅速化へ事故自動通報実験

ドクターヘリ迅速化へ事故自動通報実験 つくば

NPO法人「救急ヘリ病院ネットワーク」(國松孝次理事長)とトヨタ自動車は20日、交通事故が発生した際、けがの程度を自動的に推定し、ドクターヘリを速やかに出動させるシステム「先進交通事故自動通報装置(AACN)」の実証実験を、つくば市苅間の日本自動車研究所で行った。実験では事故発生から約21分で、現場にヘリが到着した。119番を介した現行のヘリ運用では、平均で約38分が必要とされるという。

実験は、車を壁に衝突させ、スピードや衝撃の方向などから乗員の負傷の程度を推定。携帯電話の回線を通じてデータを自動的にコールセンターに伝えた。連絡を受け、約40キロ離れた千葉県印西市の病院からドクターヘリが約21分後に現場に到着し、医師が負傷者の治療に当たった。

医師が事故現場に到着するまでの時間を短縮することで、負傷者の死亡率は大幅に低下するという。

引用元: ドクターヘリ迅速化へ事故自動通報実験 つくば:茨城新聞ニュース.

関連記事

国費除染印西市、白井市など9市指定

国費除染9市指定

作業本格化ようやく

国の財政負担で放射性物質の除染を行う「汚染状況重点調査地域」が19日、発表され、県内は9市が指定されることになった。指定を受けた自治体からは、「これで具体的な準備に取りかかれる」との安堵(あんど)感が広がる一方、国の対応の遅さを批判する声も上がった。

同地域は、環境相が本格的な除染を進めるために原則として市町村単位で指定するもので、被曝(ひばく)線量(自然・医療被曝を除く)が年間1~20ミリ・シーベルトの地域を持つ自治体が対象。県内では、松戸、野田、佐倉、柏、流山、我孫子、鎌ヶ谷、印西、白井の各市が指定された。

柏市は、指定を待たずに除染計画を検討し始めており、11月に開催した住民との意見交換会では「除染を早くやってほしい」「自宅で除去した土壌を保管してほしい」といった要望が数多く寄せられた。それだけに、同市放射線対策室は「指定を踏まえて国とさっそく協議し、すぐにでも計画を固めたい」と除染作業の本格化を急ぐ。

印西市放射線対策室も「グラウンドの土の入れ替えなどは、高額なのでこれまでできなかったが、国の財政的な措置を受けることが決まれば、やっと着手できる」と胸をなで下ろす。

一方、国の対応に不満をのぞかせるのは野田市。環境保全課の担当者は「とにかく国の対応が遅かった。すでに4億4000万円の除染費用を予算計上しているので、国には早く財政支援するよう求める」と話す。

あえて指定を申請しなかった自治体は、当面は様子見の構え。市川市は「全市的な指定は逆に市民の不安をあおる。国は『追加指定もある』としており、当面は独自の低減策を進める」(放射能対策担当室)、八千代市も「国がどのように財政支援するのかが明確ではないので、今は何とも言えない」(環境保全課)としている。

引用元: 国費除染9市指定 : 千葉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

関連記事

白井市のバレエ教室 すずめ踊りで被災地激励

東日本大震災:被災地に届け、この思い すずめ踊りで激励--千葉・白井 /宮城

 東日本大震災の被災地を励まそうと、仙台市の郷土芸能「すずめ踊り」を千葉県白井市のバレエ教室の生徒らが17日、地元のクリスマス・チャリティー・コンサートで披露した。「ソレ、ソレ」の元気な掛け声とともに、両手の扇子を振りながら踊った。

すずめ踊りは、江戸時代初期に仙台城を築城した石工たちが扇子を翼に見立てスズメのまねをして踊ったのが始まりとされる。祖先が仙台藩士で、夫の転勤で仙台に住んだこともある白井市のバレエ講師、ひらた新子さんが、小学5年から高校1年まで27人の教え子たちと一緒に踊った。松戸市の中学2年、中野来菜(らな)さん(14)は「被災地に私たちの気持ちが届くよう、楽しく笑顔で踊った」と話した。

コンサートの収益の一部は、日本赤十字社を通じて被災地に贈る。ひらたさんは「1年限りではなく、毎年続けたい」と話していた。

引用元: 東日本大震災:被災地に届け、この思い すずめ踊りで激励--千葉・白井 /宮城 – 毎日jp(毎日新聞).

関連記事